天皇陛下「東北は、私が行きます」
「石原さん、東北は、私が自分で行きます」。
東日本大震災発生の19日後、被災地訪問には皇太子、秋篠宮両殿下を差し向けられては、と進言した石原慎太郎氏に対して、天皇陛下はこう告げた――。
これまで両陛下は、大きな災害が起きるたびに被災地を訪れ、被災者を見舞い続けている。
かつての訪問では批判もあったが、いまそうした声はほとんど聞かれない。
むしろ象徴天皇のあり方を語るとき、こうした訪問の姿を思い浮かべる人も多くなった。
天皇、皇后両陛下はなぜ様々な被災地を訪問してこられたのか。
被災者にどう向き合ってきたのか。
東日本大震災、東日本大震災の直後に発生した長野県北部地震、熊本地震、2015年関東・東北豪雨などの例をたどる。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:21612文字/単行本換算で30ページ】
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