透析が自分でできる「腹膜透析」
「では、コーヒー休憩」。
自宅に集まったマージャン仲間に笑顔で告げると、吉田さんは寝室に消えた。
腎臓の代わりに体内の尿毒素などを排出する腹膜透析の作業のためだ――。
がんで二つの腎臓を失った吉田さんにとって、定期的な透析は欠かせない。
だが、一般的な血液透析は、病院で長時間過ごす必要があり、行動の自由が制限される。
そこで吉田さんが選んだのが「腹膜透析」。
自宅で自分でできるため通院の負担が減るし、時間も調整しやすい。
リスクもあったが、ゴルフや海外旅行へもでかけられるようになった……。
困難を乗り越え、クオリティ・オブ・ライフ向上に取り組んだ患者さんの事例を紹介します。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:4700文字/単行本換算で7ページ】
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