トヨタ自動車が消滅する日
「新しいライバル」。
トヨタ自動車の豊田章男社長がそう呼ぶのは、米国の電気自動車ベンチャー・テスラだ。
その姿が草創期のトヨタに重なるのかも知れない。
1937年、豊田自動織機の社内ベンチャーが独立したのが、トヨタ自動車の始まりだ。
繊維から自動車へのシフトは、豊田喜一郎氏(章男氏の祖父)らの英断とされるが、80年後のいま、同社は再び大きな岐路に立つ。
化石燃料の将来性は暗く、カーシェアリングなど共有経済の兆しも見える。
だが、思い切って既存の勢力と袂を分かって新しい道を進むには、同社は巨大企業になりすぎたのかも知れない。
※本商品は通常の書籍より文字数の少ないマイクロコンテンツです。
【文字数:4500文字/単行本換算で7ページ】
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