新渡戸稲造の『武士道』には、現代の日本人が忘れてしまった普遍的思想が貫かれている。<br />その深遠な日本精神を、戦前日本の教養教育を受けて育った台湾の哲人政治家が、古今東西の哲学知識を総動員して解説する。<br /> ノーブレス・オブリージュ―高貴な身分の者に課せられた義務。<br />著者は「武士道」の本質をそこに見出す。<br />