四度目のエベレスト(小学館文庫)
聖なる山エベレスト。
天と地を結ぶ最初の接点。
天の意志が初めに降り立つ場所。
だがここは、デスゾーンと呼ばれる死の領域。
空気中の酸素量が下界の三分の一で、いきなりその高度に上がれば、人間は3分で意識をなくし、10分そのままだと死亡する-とされる場所でもある。
そんな高所を職場にした男がいる。
22歳の時からカメラを担いで登り始め、気がつけば、4度目のエベレスト登頂を果たしていた。
年間平均100日ほどをヒマラヤで暮らし、各国登山隊の実情や変貌するヒマラヤの環境状況などを観察しつづけてきたカメラマン登山家が今綴る’エベレストの真実’。
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