「不祥事続出警察」に告ぐ(小学館文庫)
不祥事の責任をとって辞任した神奈川県警の本部長は、当初、上層部の責任を認めようとしなかった。
書類送検された元本部長は、覚醒剤事件のもみ消しを指示した。
著者は「神奈川県警の出方はあらかじめ警察庁長官も了承していたはず」と指摘する。
その意味では長官にも責任があったのだ。
全国26万警察官のトップに君臨する一握りのキャリアたち。
現場を軽視し出世競争に血道を上げる彼らこそが、組織腐敗の最大原因だ。
40年に及ぶ検察官生活を通して、警察組織に知悉する元札幌高検検事長が、続発する腐敗事件を徹底検証。
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