名投手、稲尾和久を擁した西鉄ライオンズは、3連敗のあと、奇跡の4連勝で宿敵巨人を倒し、3年連続日本一に輝いた。<br />しかし、指揮官三原は、日本一の座に慢心するフロントに不振を抱き始めていた。<br />三原の欲したもの、それは野球の本質を理解し、野球を愛し、真にファンに望まれる球団経営だった…。<br />