日本仏教の祖であり、一生不犯の聖人といわれる法然が救おうとした人々は、学もなく戒も守れない凡夫や女人たちであった。<br />法然はなぜ新しい仏教を立て、末法の世に信仰の光をあてようとしたのか。<br />法然には、少年時代に負った心の疵があり、人生に深い哀しみが秘められていた…。<br /> 知の巨人梅原猛が法然の哀しみの謎と人間像に鋭く迫り、真の平等思想を今、蘇らせる。<br />構想10年、1300枚、入魂の大作!