土門拳 腕白小僧がいた(小学館文庫)
土門拳は昭和20年代後半から30年代初頭にかけて、精力的にこどもを撮影した。
みな貧しいけれど、生き生きと目を輝かせて遊ぶこどもが町に溢れていた時代。
土門はとりわけ東京の下町のこどもを愛し、彼らの中に溶け込んで、その仕草や表情をみごとに捉えたスナップを数多く残した。
それらを収めた「東京のこどもたち」、戦前の代表作を含む「日本各地のこどもたち」、昭和35年の発表当時、大きな話題となった名作「筑豊のこどもたち」の3部構成による土門拳の写文集。
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