ずっと死体と生きてきた
東京都の監察医として、5千体の解剖、2万体の検死にたずさわってきた。
サスペンスドラマですっかり一般的になった監察医は生きている人間ではなく、亡くなった死体と向き合う。
死体から様々なことを読み取るという‘仕事’を通じて、逆に人の‘生きてきたこと’を読み取る。
変死体、殺人、事故、自殺と、死因も様々だ。
退官後も多くの経験から死に至る状況を推察し、死因の特定を試みる。
時には犯人の心理に迫り、遺体発見のアドバイスも求められる。
決して美しくない自殺の実態から、事件の真相など、未解決事件への推理のアプローチなど、監察医の見た‘事情’が綴られる。
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