★心臓外科の名医が語る現代の怪異譚。<br />死を告げる音、廊下を歩く亡くなった患者、どこからともなく漂う線香の香り……。<br />生と死が交差する場所、病院。<br />そこでは科学では説明のできないことがしばしば起こる。<br />それらを「あり得ないこと」と片付けるのは簡単だろう。<br />しかし、現代科学で説明できないものを、「それゆえに存在しない」と判断するのは、決して科学的なスタンスとはいえない。<br />さまざまな非日常的な体験を通して見えてきた死とは? 生とは? 意識とは?事実をありのままに綴った一冊。<br />