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立つ、座る、歩く、走る、飛ぶなど、股関節は日常生活の多くの動作と非常に密接な関係があります。
そのため、股関節に痛みが生じると、生活の質が著しく低下してしまいます。
本書では、股関節痛の代表的な疾患である変形性股関節痛について、効果的なセルフケアを専門医や名治療家に詳しく解説してもらいます。
1―変形性股関節症を知ろう！病態や原因をはじめとして、股関節の負担を減らす日常生活のポイント、股関節の可動域を広げる基本の運動療法について、股関節痛の名医・高平尚伸医師（北里大学大学院医療系研究科長）がわかりやすく解説します。
股関節軟骨の再生に有効と話題の「ジグリング（足を小刻みに揺らす運動）」についても、大川孝浩医師（久留米大学医療センター病院長）がその研究内容を紹介します。
2―痛みのもととなる骨盤の変形を改善する変形性股関節症の悪化の要因となる骨盤の傾き、背骨と骨盤の間のずれ、足指の機能低下について、各治療家がそのチェック法を示し、改善法を紹介します。
体のバランスを整えることで、痛みが消え手術を回避できた例もあります。
3―変形性股関節症に効く食事アボカドと大豆の成分が、股関節の痛みを和らげて欠けた軟骨を修復するということが、フランスの整形外科医の研究でわかっています。
ここでは、これらの食材を使った美味レシピを6点紹介。
また、コラーゲンが豊富な鶏肉やレバーなどを食べることで股関節痛が消失し、要介護度が下がった高齢者の例もあります。
4―痛みに効果的な運動療法股関節のあらゆる痛みに効くと、野沢雅彦医師（順天堂大学）が推奨する「寝ながら筋トレ」をはじめとし、股関節の痛みや詰まり感を改善する「腸腰筋エクササイズ」、股関節の可動域が広がる「両足ひらひら」、長い距離を楽に安全に歩くことができる「ポールウォ―キング」などを紹介します。
5―手や耳の裏の刺激で痛みを軽減手の反射区を刺激する「手もみ」で股関節の激痛が消え、寝返りが打てたという例や、ベッドから起き上がれないほどの股関節の痛みが「耳の裏シール」で治まり、その日はなんと1万歩以上、走り回れたという例もあります。
6―最新の手術法手術法の紹介に加えて、実際に手術を受けて痛みが取れ生活の質が向上した内科医の例を紹介（人工股関節置換術）。
さまざまなステージにある股関節の痛みに対応できる1冊です。
ぜひご覧ください。