殺人ウイルスの謎に迫る! 新型インフルエンザはどうして危険なのか? 致死率80%以上の凶悪ウイルスとはなにか?
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。
固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
鳥インフルエンザ、エボラ出血熱、SARS、エイズ……医学が進歩した現代においても、人の命をたやすく奪う殺人ウイルスがたくさん存在します。
本書では、現在どんな殺人ウイルスが世界中で人の命を奪っているのか、なぜ新しい殺人ウイルスが次から次へと登場してくるのか、その謎を豊富な図解とイラスト、写真でわかりやすく解説していきます。
また、人はこれまで、ウイルスに対抗するためさまざまな予防法や治療法を開発してきました。
ウイルスに対抗するために世界中の医師が研究している予防・治療の最前線も紹介します。
さらにウイルスの中には細菌に感染する「バクテリオファージ」というものが存在します。
本来、人間には無害の細菌であっても、このバクテリオファージに感染することで、とたんに人の命を脅かす凶悪な細菌に変身してしまうケースがあるのです。
そして、その代表的な例が病原性大腸菌「O-157」です。
このバクテリオファージの解説もしていきます。
最終章では、そもそもウイルスとは何なのか? という核心に迫ります。
地球上に最初に登場した生物は、遺伝子にDNAではなくRNAを利用していたという考え方があります。
こんなRNAを利用している生物が存在する世界を「RNAワールド」と呼びます。
そしてウイルスは、現在でもRNAを遺伝子として持つ唯一の存在。
そんなウイルスは、すべての生物の始まりといえる存在の末裔である可能性もあるのです。
著者は京都大学ウイルス研究所所長、塩野義製薬医科学研究所長、塩野義製薬代表取締役副社長などを歴任したウイルス学の権威、京都大学名誉教授・畑中正一氏。
更新中です。しばらくお待ちください。