（イントロダクションより）わたしは長年にわたり、イェール大学で、心理学者、研究者として、なかなかその気にならない人をやる気にさせる方法を研究してきました。
最初はウィリアム・R・ミラーとステファン・ロルニックが開発した「動機づけ面接法」のテクニックを利用していましたが、その後、それをさらに深化させた方法を見いだしました。
この15年間で、きわめて短時間で効果をもたらし、即座に相手に働きかける画期的な6つのステップを考案したのです。
「インスタント・インフルエンス」は、たった7分間で他人のモチベーションを高める手法として、科学的に効果を証明された唯一のメソッドです。
このメソッドに従って相手の気持ちに働きかけると、相手は自分自身で見つけた理由に基づいて、あなたがこうしてほしいと思う行動を起こすようになります。
6つのシンプルな質問をするだけで、相手に、自分がなぜ禁煙したいのか、遅刻しないようになりたいのか、四半期報告書を完成したいのか、借金を返済したいのかを自覚させることができます。
インスタント・インフルエンスは、ほぼすべてのことに応用が可能です。