日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る
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【材料力学の専門家が「日本刀が持つ本当の強さの秘密」を1冊にまとめました!想像をはるかに超える「日本刀の奥深さ」が満載です!】本書は日本刀に興味があるものの、「必ずしもその内容はよく理解していない」「日本刀とは何かを知りたい」という、初心者向けの入門書としてまとめたものです。
日本刀を美術工芸品の面からだけではなく、物づくり、工学の視点から作刀技術などを見ていきます。
また、多くの日本刀専門書と趣をやや異にして、本来の武器として見たときの機能合理性を、力学および科学技術的な観点から解説していきます。
【この本の内容(一部)】●日本刀とは?●たたら製鉄とは?●玉鋼、銑、卸し鉄●和鋼は鉄と炭素の合金●玉鋼の組織と相変態●水減し・小割りにおける焼き入れ●日本刀の伝統的作刀工程●日本刀の出来を左右する「積み沸かし」●折り返し鍛錬はメカニカル・アロイング●鍛え肌●「折れず、曲がらず」の造り込み●土置き・焼き入れ●焼き入れの目的と焼き入れ温度●焼き入れによる玉鋼の相変態●力学的バランスから生まれた「反り」●刀刃にまで焼刃土を塗る理由●反りが生じるまでの変形過程と焼割れ●日本刀の「曲げ強度」と「変形」●「引き切り」は特に良く切れる●本当に「鎬」で受け止められるのか?●刀刃と鎬に生じる「最大引張応力」の比較●残留応力が日本刀をさらに強くする●「丈夫な刀」「強靱な刀」とは?●刀身彫刻と樋(ひ)で強度が損なわれることはないのか?●「峰打ち」は本当にあったのか?●衝撃力は刀身の中を秒速5,000mで応力波動として伝わる●梁の曲げ振動●直刀モデルによる目釘穴の位置の考察●打刀モデルの衝撃応答ほか
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