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日本国境戦争 21世紀・日本の海をめぐる攻防

尖閣事件は決して突発的に起こったものではない。
日本の国力低下に比例するかのように領土・領海を巡る攻防は近年激しさを増している。
‘海上の国境’を巡る日本、中国、台湾、韓国、北朝鮮、ロシアそれぞれの思惑と攻防を描き、日本の選ぶべき道を提言する。
2001年12月、冬の日本海に北朝鮮不審船が出現。
海上保安庁は戦後50余年の禁を破り、初めて‘敵性艦’に対して発砲、交戦状態となりました。
以来10年、日本の海を巡る情勢は大きく動きました。
尖閣諸島、竹島、北方領土といった領土と周辺領海は、常に一触即発の状況下にありますが、’’海の上の国境’’は一般の人々の目に触れることもなく、それを巡る攻防もまた、これまであまり多くは語られてきませんでした。
領海を入れれば世界第6位の面積を誇る海洋国家日本の全容と、‘海の上の国境’を巡る周辺諸国の利権とプライド。
先見無き日本政治の迷走と、各国のしたたかな戦略。
尖閣問題でマスコミから引っ張りだことなった著者が、これまで知られることのなかったさまざまな現実と、海洋国家として日本が取るべき戦略などについて、すべてを語っています。




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