大人の自閉スペクトラム症 他の人とは「違う」特徴との向き合い方
●大人にも増えていて、職場にも増え、周囲の理解とサポートが求められる「自閉スペクトラム症」を豊富な実例(症例)をもとに理解を深める1冊自閉スペクトラム(Autistic Spectrum Disorder、略称ASD)とは、自閉症やアスペルガー症候群を含む高機能自閉症などの各疾患を、知的障害レベルや自閉症状の強弱によって連続する広汎性発達障害と捉えた概念のこと。
これまでの障害の概念を変える新しい考え方として最近注目されているが、分類の仕方にもよるが、10人に1人は該当するという見方もある。
発達障害の中でも特に対人関係をうまく築けず、周囲を困惑させてしまい、‘生きづらさ’を感じることで、大人が引きこもりやうつ病を引き起こすことも問題となっている。
大人の自閉スペクトラムの人が抱える困難とは何か?どうすれば社会で周囲から誤解されなく活躍できるのか?いまだ誤解もあり理解が足りていないこともあり、周囲はおろか本人が自覚していないケースも少なくない。
そのため職場で問題になるケースがある一方で、一部、IT関係など緻密な仕事に向く彼らならではの特性を活かす企業も出てきている。
本書は、当事者やその家族が置かれる現状を踏まえて、周囲はいかに対処するかを、長年発達障害と向き合ってきた精神科医の著者が、最新の研究の動向や豊富な職場での事例をまじえて解説する。
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