夫が召集されたまま満州で終戦を迎えた女性とその子どもたち。<br />敗戦の事実を知らない人々は、8月15日以後も闇夜の中逃避行を続けます。<br />その最中、子の泣き声が銃弾の標的となり、我が子を殺さなければならなかった母親たちがいました。<br />「満州開拓移民」として日本から渡満した女性たちの悔恨、懺悔の思いを著者が代わりに伝えます。<br />