若き日の高木文一の山に対する真摯な姿に焦点を絞ったものが本書である。<br />ここでは、五つの初登攀の記録を取り上げた。<br />さらに、彼がどのようにしてスポーツ登山に傾倒していったのか、特に岩登りに集中していったのはなぜか、についても探った。<br />