井伊直弼と黒船物語 幕末・黎明の光芒を歩く
この本の出発点は彦根である。
それも、黒船が来る20年ほど前のとある質素な武家屋敷。
主の名は、井伊直弼。
大老として幕府の政治を牛耳ることになろうとは、おそらく本人でさえ思ってもいなかった頃のことである。
埋木舎という名の、直弼が15年間を過ごした老屋を訪ねた時の驚きと感動から、すべては始まった。
彦根、江戸、京、そして横浜―。
勝海舟を信奉する著者が、開国を決断した幕末の大老・井伊直弼の生涯にそって関連史跡を訪れ、黒船の時代をガイドする。
ブログ連載時から人気の紀行エッセイを大幅に加筆・推敲し、待望の単行本化。
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