COMIC
GAME
G動画
G写真
ラノベ
通販
いいね
Rank

ロザリオの鎖

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。
また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
焼けただれたロザリオの鎖だけを残して逝った妻を偲びながら、2人の幼な子をかかえ、再建と希望へむかう一家のありのままを描いた永井博士の永遠のロングセラー。
時には、娘カヤノを養女にもらいたい、あるいは博士本人の後妻の話も舞い込む。
そのつど博士は考える。
10年もすればこの子たちも成人となり、やがて家庭をもち、父となり母となる。
その時、父の真意を理解してくれるだろう。
「お母さん」の面影はたった一つだからこそ尊いのだ、と。
ある時カヤノ宛てで、送り主に心当たりのない小包が届く。
恐らく読者からだろう。
当人に開けさせると着せ替え人形で、帽子、靴、布団、枕まですべてお手製の立派な裁縫だった。
小踊りする娘を見ながら、「こんな楽しい遊びの世界が、与えればカヤノにあったのである。
それを男親の知らぬ悲しさ」――。
ほのぼのとした人間味が、涙を誘う。




ユーザレビュー
  • 0
  • 0
  • 0



実用書
©LOQUY 2018-2024 AllRight Reserve.