「天の巻」「地の巻」に続く第三弾。<br />地の巻で展開した文房四宝墨に続く、硯、毛筆、紙と展開し、文房四宝を完結させる。<br />筆者ならではの中国と日本を対比しての比較検討が見事に展開される。<br />後半の第六編は、古代日本と中国、朝鮮との交流から展開する歴史は日本人のルーツにせまり興味深い展開となる。<br />また、東北の‘えみし’は中国の文献にどう登場したのかなど、歴史の謎に迫る。<br />