農業国から工業国へと大きな変貌を遂げた日本。<br />都市化が進展し、多様な文化が花開き、消費への新たな目覚めが立ち現れた。<br />同時に、都市と農村の格差が拡大し、その是正を求める運動がわきおこり、人々が自らの意志で主体的に行動する時代が到来した。<br />政治・経済・社会・文化のあらゆる面で「激動の時代」だった1910年代から50年代の都市と農村の実態を、綿密な史料調査から具体的に明らかにする歴史学の成果。<br />