明治末期から昭和初期まで、世界中を探検してまわった痛快な男がいた。<br />その名は菅野力夫。<br />日本がようやく国際化しつつあった時代に、シベリア、中国、東南アジア、インド、南アフリカ、ハワイ、南米までをも股にかけて歩いた男の謎に満ちた生涯に迫る。<br />