日露戦争をはさむその前後に、横山の畢生の願望であった労働問題の解決という課題は、実際の運動としては潰滅させられ、筆鋒をもってこれに当たることになる。<br />下層研究から後、富豪史、植民問題研究へと多元的展開をみせていく。<br />