自然浴のすすめ
最近の科学技術の進歩で生活は便利になり楽になったものの、その見返りとして環境汚染や地球温暖化、そして複雑化する社会構造の中で生じる心のストレスなど様々な問題が生じてきています。
そのような問題を解決する最もよい手段、それは自然に立ち返ることです。
自然の恵みを再認識し、その中にとけ込むことなのです。
私たち人類は地球上に生まれてこのかた、自然と共に歩んできました。
自然から多くのものを学び、多くの恵みをもらいながら自然の中で、自然に育まれながら生きてきたのです。
私たちが慣れ親しんできた自然、その中でも最も身近にあり、多くの恵みを与えてくれてきたもの、それは草や木などの植物です。
植物は地球温暖化の防止に役立つことや、森の木々が大気浄化などの多くの公益的機能を持つこと、更にはストレス解消や活力増進など、森林の雰囲気がからだにプラスに働くことも今や多くの科学者によって実証されています。
自然の中での草木との触れ合い、それがまさに自然浴で、健康づくりに役立つのです。
また、森の木々は伐採され建材となった後も、香りや自然感のある木目などが気分をやすらげ、健康阻害の原因となるVOCを除去するなど室内の快適環境づくりに役だっています。
本書ではそのような植物、特に木々の働きの基になっている香り成分の特性などについてご紹介し、さらにその働きについて解説します。
本書を読むことで草木の力を理解し、そして自然の恵みを再認識していただければ幸いです。
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