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デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画

彼は、良い香りのする音楽を作る。
そして、人はそこで胸いっぱいに深呼吸するんだ。
──クロード・ドビュッシーデオダ・ド・セヴラックは、私の芸術生活の最良の思い出のひとつです。
私は彼に賛嘆の念を惜しみません。
──パブロ・ピカソ真に印象主義者といえる音楽家は、ドビュッシーとセヴラックだけである。
──ミシェル・シオン楽壇の中心であるパリに背を向け、ラングドックの自然と生活を描いた音の画家。
師ダンディが愛し、ドビュッシーやラヴェルが賛嘆した天才作曲家の生涯と作品がいま蘇る!デオダ・ド・セヴラック(1872?1921)は19世紀から20世紀への時代の転換期に、フランス楽壇の中心であるパリから距離を置き、南仏を拠点に活躍した作曲家。
「地域主義」ともよばれる独自の創作美学を標榜・実践し、ピアノ曲《ラングドックにて》をはじめとする珠玉の作品は、師ダンディをはじめ、ラヴェルやドビュッシーも絶賛した。
舘野泉をはじめ、その作品に魅せられたピアニストは数多い。
フランス近現代音楽および現代思想を研究する著者が、セヴラックの思想や作品の投げかける現代へのメッセージを読み解く本邦初の伝記。
巻末に作品表、年譜、ディスコグラフィを付した。
〈叢書ビブリオムジカ〉シリーズ、創刊第2弾!




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