本に、オトナにしてもらった。 人生の分岐点は、本屋さんにある。
父からプレゼントされた『巌窟王』、挿絵にエロスを感じた『怪人二十面相』、テレビ朗読ではまった『三四郎』、病院の待合室で読んで人生を考えた『人間失格』、好きな子と話すために買った『高橋和己全集』、試験前の逃避で読んだ『檸檬』……。
本の数だけ思い出がある。
思い出の数だけ人生が豊かになる。
手にとった本に、人生の地図が書かれていた。
すべての本との出会いは、「あなたはこういう本が必要じゃないですか」「今ちょうどこの本を読むタイミングですよ」と、本が声をかけているのです。
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