これまでこんなに面白く「自由」と「平等」について書かれた本があったでしょうか!? 子どもでも楽しめる哲学ファンタジー小説。<br />しかし、解説部分を読めば、自由と平等についての哲学の基礎知識が身に付き、知的好奇心も満たされます。<br />哲学者が我が子を念頭に書いているので、とにかくわかりやすいのが特徴。<br />先行き不透明な世の中で、「格差社会」といわれる今だからこそ、この小説が身にしみます。<br />オールカラー。<br />君野可代子氏の美しい挿絵も魅力的です!