「……この本の読者には、開業という領域への、見えないからこその関心や、見えないからこその理想化を一旦棚上げして、むしろ、今携わっておられる職域、今目の前の臨床の現実との比較において、本書を読んでみてほしい。<br />そうすることで、読者のそれぞれが自分の臨床を振り返ることができる。<br />私の役割は、私の限られた経験から考えたことを、その一つの叩き台として提示することにある。<br />この本をそんなふうに使って頂けたら嬉しい」(本書「はじめに」より)