放射線の被ばくによって体細胞に起きた突然変異は、被ばく者本人が白血病やがんなどの疾患になることがあります（遺伝的影響）。<br />一方、放射線によって突然変異が生殖細胞に生じるとすると、子どもや未来の人類への影響が懸念されますが（遺伝性影響）、現在のところ、それを示す確実な証拠は見つかっていません。<br />本書では、放射線の遺伝性影響のリスクを、その基礎から詳しく考察します。<br />
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