データでまるわかり! 国循のなぜこれが生活習慣病にいいのか?
*********************糖尿病、高血圧、脂質異常症など…。
膨大な資料でわかった!生活習慣病が改善した人はこれをやっていた!*********************実は生活習慣病の予防に役立つと科学的にはっきりわかっていることはそれほど多くありません。
そこで本書では、これだけは必ず気を付けたいという「基本中の基本」を集約しました。
この判断の基準になるのが「科学的なエビデンス(根拠・証拠)」です。
エビデンスとして信頼の高い裏づけがなされていない生活習慣病の予防法は、本書では扱っていません。
エビデンスとは簡単に言えば「判断する根拠となるデータ」のこと。
「減塩すると実際にどれくらい血圧が減るのか」「運動すればするほど、実際にはどれくらい心臓発作が起きにくくなるのか」といったものです。
「減塩とか運動とか禁煙が体によさそうなのはわかっているけど、やる気が起きないんだよね…」と思う方が大半でしょうが、エビデンスを見たら、減塩や禁煙をしてみたくなる…、そんな人が多いでしょう。
本書の狙いはそこにあります。
例えば、1週間の運動の頻度が増えれば、糖尿病発症のリスクが下がるというエビデンスが登場します。
このエビデンスによりますと、全く運動しない人と比べると、1週間に1?2回の運動をする人の発症のリスクは約0.8倍に、1週間に3回の運動をする人は約半分となります。
本書ではこのようなエビデンスがたくさん出てきますが、これらを見ることで、エビデンスから紐解かれる生活習慣病の予防法を実行したくなるはずです。
減塩や禁煙の三日坊主とも「さよなら」できるかもしれません。
エビデンスの良し悪しを決める役目は、国立循環器病研究センター(国循:こくじゅん)が担当します。
国循は、国内に6つある国立高度専門医療研究センターの1つで、循環器病について専門的で高度な医療を提供することを役割としています。
また、臨床的な治療だけでなく、予防法、診療技術、治療法などについて研究や開発を行っており、臨床と研究の両輪で循環器病の制圧を目指しています。
■内容例・1gの減塩で、血圧は約1mmHg下がる・5%程度の減量で、糖尿病発症率が約半分!? ・30代以上の男性では、約3分の1が肥満・プラス10分歩くことから始めよう・循環器病で死亡するリスクが約2.5倍高い…!? ・禁煙は何歳から始めても遅くはない!
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