2018年、大江健三郎「政治少年死す」が復刻した。<br />この小説は何故60年間も封印されたままだったのか。<br />改元と天皇の代替わりが単なるお祭り騒ぎだけで終わろうとしている現在、初めて皇室タブーについて正面から考察したのが本書だ。<br />それを通りて象徴天皇制とは何なのか、改めて考えてみたい。<br />