文字化され文章化されたことばは、どのようにして歴史的「客観」に、自己を表現する場を与えうるか。<br />「客観」世界の叙述のための幾多の試みのうち、英国の歴史研究を舞台に展開された潮流、とりわけ「地方史」と「社会構造史」における研究者たちの跡を辿る。<br />