国家の自立とデモクラシーの要求という相克する二つの課題をかかえた近代日本は明治の天皇制国家形成、大正デモクラシーの修正、昭和ファシズムの破綻をたどったが、そのメカニズムを明らかにすることにより再出発の方途を探る。<br />