仏教の開祖釈尊の生涯を、最古層に属する教典類の分析によって、学問的に再構成したもので、特に、歴史のなかの釈尊を把握することは、東西の文化比較の一起点にもなり、このことは、現在の釈尊研究の重要なテーマである。<br />