本書では、近代日本における国民国家の形成と公民教育をめぐる歴史的特徴を、1920年代から戦後改革期における社会教育の形成と展開にそくして検討することを通じて、戦後改革期に社会教育の中核として提起された公民館構想の思想構造を明らかにする。<br />