子供たちに伝えたい日本の戦争
戦争―日清・日露から、日中戦争、米英との戦い―について、なぜ日本は戦争に突き進んだのか、いかなる目的と、蹉跌があったのか、相手国にいかなる事情があったのか、それらをわかりやすく、簡潔に記しています。
現在も中国や韓国によって問題視されている歴史認識について、あらためて考え、問題点を整理するためにも格好の本です。
例えば、米国との戦争については、日本に確かに外交上の失敗がありました。
しかし、それだけではありません。
ヨーロッパを蹂躙するドイツを叩きたいと考えていた米国が、日本に戦争を仕掛けさせることによって大戦に参加したことなど、複雑な背景を的確に指摘しています。
また、日本が連合軍と戦ったことによって、植民地だったアジア諸国に独立の機運が高まり、戦後の解放・独立につながったことも確かな事実です。
いわゆる‘自虐史観’から離れて、「日本の戦争」を真摯に、公平に見ることが何よりも大切です。
本書はその一助になる教科書です。
産経新聞の長期連載「子供たちに伝えたい日本人の近現代史」からの書籍化。
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