女優とは女のイヤな部分を凝縮した生き物。<br />高峰秀子は「女優」ではなかった――。<br />週刊誌記者として300人以上の「女優」に取材したことのある著者が体験した「女優」たちの痛いエピソードの数々。<br />高慢、特権意識、虚飾、自意識過剰の「女優」たちと対極にあるのが高峰秀子だった。<br />のちに高峰秀子の養女となった著者が描く「かあちゃん」高峰の凛とした生き方と凡俗女優たちとの対比を描く異色のエッセイ。<br />なぜ高峰秀子は女優が嫌いだったのか。<br />