シド・フィールドの脚本術
「拙いシナリオからは、どんな名監督の手にかかっても、良い作品は生まれない。
徹底したディテールと構造の考察が、傑作をうむことを教えてくれる。
」――山田 洋次「勉強になりました。
クールに時に熱く書かれた脚本の名指南書。
」――犬童一心世界中でベストセラーであり、ストーリー創作に携わる者ならば必読のハリウッド式脚本術のバイブルが邦訳。
映画だけでなく小説、マンガ、ゲームなどすべてのストーリー創作の基礎となる三幕構成(状況設定、葛藤、解決)を習得する!脚本は技術であり芸術である。
では良い脚本が共通して持っている概念的な構成要素とは何だろうか。
脚本の本質は、映像で語られるストーリーであり、すべてのストーリーとは共通して「発端」「中盤」「結末」をもって、部分と全体のよい関係をまとめられたものである。
つまり、大切なのはストーリーそのものではなく、構造でありアクションである。
脚本家はストーリーを進めるにあたりドラマの展開を決定していくが、そのひとつひとつのアクションの選択は決して行き当たりばったりで生半可に決断してはいけない。
読者は、アクションのかたまりがシーンをつくり、シーンの集合体(シークエンス)が脚本の骨格となることがいかに重要か、本書によって常に意識することができるだろう。
本書はいわゆるHOW TO書ではない。
つまりどうすれば書けるかを教えることはできない。
本書はWHAT TO書、つまり素晴らしい脚本を書くために何をしなければならないか、アイデアを持っているが脚本を書けないひとのために何をすれば書くことができるか示す、最良の指南書である。
脚本を書くことと、書こうとすることはまったく別のこと、書くか書かないかはあなた次第である。
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