津波による伝染病対策で、1年間の約束で霧多布の小さな診療所に赴いた若き医師。<br />被害にあえぐ一帯住民の命を守る過酷な勤務をこなし、信頼を得た赴任から7年後、マチは再び悪夢のような大津波に襲われた。<br />それでも「古里」を捨てまいと復興に汗する住民の姿に、医師も本物の「霧多布人」になろうと決心する。<br />1人のへき地医師の47年にわたる半生をつづった自伝。<br />水谷豊主演で2007年6月テレビドラマ化、全国放映。<br />