戦後の日本人シベリア抑留の実態をソ連機密資料によって初めて克明に解明した邦訳本。<br />ウクライナ軍中央博物館長を務めた著者が、ロシアの公文書館などの機密資料を丹念に調査・研究。<br />抑留による日本人死亡者数を9万2千人余としたほか、収容所別の収容人数など数々の新事実を明らかに。<br />ソ連の捕虜取扱システムや思想教育、引き揚げにおける意思決定の過程も詳述。<br />