不祥事により窮地に陥った私鉄・北急電鉄。<br />その解体のための資産整理に社長としてファンドから送り込まれた樋田。<br />鉄道に特に興味を持たない彼は、北急電鉄の解体・廃止すら主張する。<br />しかし冷徹な彼には一つ、弱点があった。<br />それを現場の鉄道員に刺激された彼は、北急電鉄の社長としてファンドから鉄道を守ろうと立ち上がる。<br />2005年の作品を2015年再刊。<br />