11人の大作曲家「自筆譜」で解明する音楽史 バッハからバルトークまで
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。
また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
普通の市販楽譜には、「自筆譜」に込められた作曲家の重要なメッセージがほとんど反映されていません!!『クラシックの真実は大作曲家の「自筆譜」にあり!』の著者による、大好評第2弾!「自筆譜」の分析とは、作曲家の肉声で「どう演奏すべきか、聴くべきか」を、直接レッスンを受けるのと同じなのです。
「自筆譜」に込められた作曲家の重要なメッセージとは…〇モーツァルト:声部や楽器によって、太いペンと細いペンで書き分けている〇ベートーヴェン:4種類のスタッカートを使い分け、それぞれ狙いが異なる〇ショパン:微妙なニュアンス表現のため、スラーを符頭から符頭へとは掛けず〇バッハからドビュッシー、バルトークまで:符尾が上向きか下向きかで、声部が異なることを示す。
これにより、声部の違いが明瞭に判断できる本書で伝えたいこと・大作曲家の作品に 「バッハが宿っていないもの」はない。
・バッハ《フーガの技法》はなぜ「ニ短調」で書かれたかを、初めて解明しました。
・「自筆譜」を学べば、「対位法」「和声」が自然に身についていきます。
<目次>まえがきchapter 1 シューマンは曲集「ユーゲントアルバム」第1番を、なぜ「メロディー」と命名?column 1 私の好きな女優さん 〜「バベットの晩餐会」のステファーヌ・オードラン〜chapter 2 ムソルグスキー「展覧会の絵」column 2 岩波ホール閉館 〜樹木希林「悟りとはいかなる場合にも平気で生きていること」〜chapter 3 ショパン「子犬のワルツ」column 3 俳優が芸術家を演じるのは至難の業 〜ヨランド・モローは例外的に迫真の芸術家を演じる〜chapter 4 Die Kunst der Fuge フーガの技法chapter 5 バッハ(フーガの技法》は、なぜ「ニ短調」のみで書かれたかcolumn 4 歴史探偵・半藤一利さんの言いたかったこと 〜音楽史を「自筆譜」から学ぶ意義もそこにあり〜chapter 6 モーツァルト「交響曲第40番」は平均律1巻24番から生まれたcolumn 5 ミルバが歌ったピアソラは、私にとって一回限りのピアソラ 〜「自筆譜」は勉強するためにあり、書棚の飾りではなし〜chapter 7 ベートーヴェンピアノソナタ 第8番 悲愴 第2楽章column 6 バッハの「自筆譜」解読と、大野晋の「源氏物語」分析手法は全く同じ 〜原作を原文(自筆譜)で読み続けた結果、到達できること〜chapter 8 Brahms ブラームス交響曲第4番「3度転調」の秘術を尽くすcolumn 7 大作曲家の「自筆譜」が未出版の場合、どう勉強するか? 〜大野晋「源氏物語」の分析手法〜chapter 9 チャイコフスキーの「四季」〜6月舟歌〜の「p」に秘められたエネルギーcolumn 8 私の作品「無伴奏チェロ組曲1番」は日本の美しい自然と関連 〜ベッチャー先生のモットー「練習そして練習」〜chapter 10 ドビュッシーはどのように音楽を学んだかchapter 11 ドビュッシー:ピアノ独奏のための「Deux Arabesques 二つのアラベスク」column 9 音楽家は4つの類型(タイプ)に分類できる 〜ベッチャー先生のお話の続き〜chapter 12 Ravel ラヴェルのピアノ連弾曲「Ma mère l’Oye マ・メール・ロワ」chapter 13 バルトーク「無伴奏ヴァイオリンソナタ」あとがき本書で取り上げた自筆譜、関連楽譜、書籍、CD
更新中です。しばらくお待ちください。