フェミニスト・シティ
なぜ、ベビーカーは交通機関に乗せづらいのか? 暗い夜道を避け、遠回りして家に帰らなければならないのはどうしてか? 女性が当たり前に感じてきたこれらの困難は、じつは男性中心の都市計画のせいかもしれません。
これからの都市は、男だけでなくあらゆるジェンダーに向けて作られなければならない。
近代都市は男性による男性のための計画によって形作られてきた。
多くの公共スペースは女性のために設計されておらず、母親、労働者、介護者として生活する女性たちに不自由を強いてきた。
ヨーロッパでは街を歩くだけで売春婦と思われた時代があり、現代においても危険な夜道は解決されない問題として残っている。
フェミニズムを建築的に展開させた本書が、世界を作り出す新しい力(パワー)になるだろう。
目次イントロダクション:男の街女は厄介者都市について書いているのは誰か?自由と恐怖フェミニズム地理学について一章:母の街フラヌーズパブリックなからだ女性の場所都市という難所母親業のジェントリフィケーション性差別のない街とは二章:友達の街友情に生きるガールズ・タウン友情と自由クィア女性の空間死ぬまで友達三章:ひとりの街パーソナルスペースおひとりさまひとりでいる権利公共空間の女尾籠な話女が場をもつこと四章:街で声を上げること都市への権利安全をDIYするアクティヴィズムにおけるジェンダーアクティヴィストの旅行動が教えてくれるもの五章:恐怖の街恐怖心の正体危険の地理恐怖のコスト押し戻す方法女の大胆さ交差性と暴力あとがき:可能性の街
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