日本の国土の形成から、都市と生活のありかたを探る技術の進歩とともに、島国の沖積平野に都市をつくり、快適な生活空間を追い求めてきた日本人。<br />しかしその暮らしは、本当にこの国土に向き合ったものだったのか――国土の形成に適合した自然との共生を佐賀平野での生活実践に見出し、文明論的観点から新たなこの国のグランドデザイン=リ・デザインを提起する。<br />災害の頻発から今こそ問い直す、この国の自然との向き合い方