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図解 渋沢栄一と「論語と算盤」

■2021年にNHKの大河ドラマの主人公に、そして2024年に1万円札の肖像が渋沢栄一に変わります。
しかし、あなたはどれだけ栄一のことを知っているでしょうか?なぜ、栄一の著書『論語と算盤』は、不朽の名作として読みつがれているのでしょうか?■栄一は「日本の資本主義の父」と呼ばれ、生涯に500もの会社の設立に関わり、資本主義(商工業)の発達に尽力して、日本の経済の礎を築いた人物。
その(1)生涯、(2)代表作『論語と算盤』、そして(3)歴史的な関連人物の3つの側面から、縦横に渋沢栄一を掘り下げ、図やイラストを多用してわかりやすく解説します。
なぜ今、渋沢栄一なのか?大企業による事業の独占、税金逃れ。
富裕層がお金を増やす一方で、貧しい家庭が増え続ける格差社会……。
こうした現在の日本を渋沢栄一が見れば、「私はこんな未来のために働いたのではない」と嘆くでしょう。
■なぜなら、栄一は「道徳経済合一論」を唱え、経済活動で得た利益は、みんなでシェアする社会を理想としたからです。
しかし、本書の著者・齋藤孝先生は次のように語ります。
「今の時代にもう一度渋沢栄一に光が当たって、新しい1万円札を見るたびに『これから先、みんなが益するような社会にしていきたい』と願えば、日本はまだまだ明るい方向に発展していくことが期待できます」ぜひ本書から、栄一の心の動き、強い精神、知力の働きというものを学び、日々の活動に活かしてください。




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