開き直る禅思考
【内容】心配性で繊細な人ほど、「失敗したらどうしよう…」と、思い悩んでなかなか一歩を踏み出せないことがあります。
しかし、不安や心配事のほとんどは妄想にすぎません。
まだ起きてもいないことに心がとらわれているだけです。
できれば、失敗したくない。
誰もがそう思うのは当然のこと。
でも、生きている間に一度も失敗しないという人はいません。
むしろ、失敗を重ねただけ人は成長していきます。
人生に失敗はあるけれど、失敗した人生などないのです。
たとえしくじったとしても、命まで取られるわけではありません。
そう、開き直ってまずは行動することが大事です。
「禅即行動」という言葉があるように、禅の基本は「体を動かすこと」です。
あれこれ心配する前に、考えずに行動するのです。
「どうにかなるさ」と開き直って前に進めば、失敗しても必ず道は開け、誰にでもチャンスは巡ってきます。
本書は、開き直ることで、自由に、軽やかに人生を楽しむ禅の教えが詰まった著者渾身の一冊です。
【目次】第1章 開き直る習慣で、失敗は怖くなくなる―失敗したからこそ、たくましく生きられる―第2章 開き直れば、失敗の不安は消えていく―失敗したらどうしよう、は妄想でしかない―第3章 開き直ったら、失敗してもクヨクヨしない―他人を気にせず、ありのままの自分でいる―第4章 開き直れる人は、失敗してもへこたれない―図太くなって、いい人になろうとしない―第5章 開き直って、失敗しても前に進めばいい―どうにかなるさで、チャンスは巡ってくる―【著者】枡野俊明(ますの しゅんみょう)1953年、神奈川県生まれ。
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。
大学卒業後、大本山總持寺で修行。
禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。
芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。
ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。
また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。
近年は執筆や講演活動も積極的に行なう。
著書多数。
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