生きたラブドールが欲しい。作り物ではすぐに飽きてしまう。異端と狂気が行き来する。〜〜〜〜(冒頭部分の抜粋)生きたラブドールを手に入れた井沢は意気揚々としている。心美を椅子に座らせ両脚を大きく開脚させた。しっかりと繋ぎ止める。繋ぎ止めると手首を縛り頭上に繋ぎ止めた。噛ませたボールギャク。梱包もしなくては。これはラブドールとして選ばれ心美の儀式だ。紙袋を心美に被せると井沢は心美を取り囲むように置かれたラブドールのくちびるを舐めた。どれだけ好みのラブドールを購入しても井沢は直ぐに飽きてしまう。心美のために用意した道具はたくさんある。廃屋を改築した一室に心美は囚われていた。誰も来ない一角で耽美な情景を繰り広げようではないか。