姫君はネコで殿方はイヌで……これ一冊で源氏物語のあらすじと平安人の暮らしとキモチがマルわかり『源氏物語』全54帖を徹底解剖!物語の全体像を分かりやすく解説するのはもちろんのこと、当時の皇族・貴族の暮らし、風習、文化、信仰などについても詳しく紹介しています。物語の中では熾烈な権力闘争が繰り広げられており、当時の社会情勢と比較しつつ歴史も学べるようになっています。誌面では各帖の代表的な絵巻などをイラスト化し、その魅力も紹介しています。これを読めばその後の日本美術に影響を与えた場面やアイテム、表現方法などもばっちり分かります。『源氏物語』を描いた源氏絵は、江戸時代には皇女・女三の宮が遊女に見立てられるなど、元絵からギャップがあるほど面白いとされてきました。本書でも人気イラストレーターの伊藤ハムスターさんによって、登場人物を擬猫化・擬犬化してユーモラスに描いていただきました。令和時代の源氏絵として、こちらも必見です。